通学ガイド〜これだけは知っておいてほしい〜
新入生の皆さんお待ちしておりました、ようこそ船高へ!!
高校生にもなると、初めて電車通学を始める方もいるのでは…? そう、電車…… そして我々は鐵道研究部。ということで例年通学ガイドというものを作ってクラスに頒布させていただいております。今年はCOVID-19のこともあり、新入生のみなさんにはやく読んでほしいのでHPでも(ほぼ)同じ内容を投稿させていただきます。(以下記事の原稿は中の人と違う人が書いてますが、中の人がHP向けに加筆、修正した部分もあります。ご了承ください。)
自分の文章は長文になりがちなので、先に目次を付けておきますね ^^
1. 新入生よ、最低限これは守れ。
2. 非常事態に備えて覚えておきたい
3. 知っておくとしくじらない
それでは長文地獄にレッツゴー (* ̄0 ̄)/
1.新入生よ、最低限これは守れ。
まぁ、基本的なルールというかマナーというかそう言う感じのことをつらつら書いていきます。太字になっているところだけでも読んで欲しいな。命令口調なのはごめんなさい m(_ _)m マナー守って欲しいし、他の文章表現が思いつかなかった……
・ホームで待つときは列に並ぶ
自分はあまりなじみがなかったのですが、整列乗車というシステムがあります。乗りたい電車が来るまでは列になり、列車が到着し次第順に乗車するというもの。乗車位置に沿って並ぶことでホームの混雑を緩和する狙いがあるそうです。待っている人たちが列になっていたら、それに従って並びましょう。決して割り込みをしないようにしてくださいね。ちなみにこの整列乗車、いつごろから始まったかご存知ですか?最も有力だと言われている説は、戦後すぐの銀座線渋谷駅の駅長さんが乗客へマナーの向上を求めた というもの。整列乗車についてもっと詳しく知りたい方はこちらのPDFをどうぞ ↓
※総武線の始発駅なんかでは、整列乗車にもう1つルール(?)みたいなものがあります。一旦ドア閉めと呼ばれているものなんですが、折り返し電車が来たときに行われています。アナウンスがあるとは思いますが、全員下車したからといってすぐに車内に入れるわけではないのでご注意を。
・列車への乗り降りは「降り」が先
当たり前っちゃ当たり前なんですが、ごく少数の方は降りられる方を無視して、扉が開いたらすぐに乗り込む人がいます。いいですか、降りる人が先ですからね?そこはきちんと守りましょう。降りた乗客が改札に向かう動線を塞がないような位置で待っていると尚良しです。また満員電車の場合、あなたが扉の近くにいたとしたら一旦電車から降りましょう。後ろに降りたい方がいるかもしれませんよね。他者への配慮を忘れないようにしてください。
・乗車したら車内の奥に行く
電車での通学に慣れてくると、段々と車両の中での自分のポジションが決まってくると思います。何となくあのあたりの席に座りたいだとか、あの位置にいたいとか思うかもしれません。ですが周りの状況に合わせて動くようにしましょう。特に立っている人! 混雑している車内ではより多くの乗客が乗れるようにお互いに場所を詰め、新しい人が乗れるようにすることが大切です。 やりがちだと思うのが、自分のスペースを見つけて頑なにどかない。例えば、ドアと座席のちょこっとだけあるあのスペースに陣取る方をときどき見かけます。満員電車だからこそ自分の降りたい駅で降りられないのではないかという不安があるとは思います。ですがそこはドアに近いので、大勢の人が降りようとするときには邪魔になります。よってそこにいたい人は電車が駅に着いたら潔く一旦降りましょう。また車内の奥にいたとしても「降ります」と一言発するだけで降りることはできるので安心してください。他には人が乗り込んでいて詰めてほしいのに、つかまっているつり革から手を離さない人。これも周囲の方に迷惑をかけます。素直に隣の人との距離を詰めて、空いているつり革や手摺りにつかまりましょう。こういうのが面倒くさいと思うのであれば、 混雑していない時間帯の電車に乗ることをお勧めします。
・電車の連結部に立たない
車両と車両をつないでいる連結部分の渡り板には立ってはいけません。なによりもそこに立ち止まるというのは大変危険です。言ってしまえばやわな構造なのでけがをする可能性があります。また電車がカーブに差し掛かると、連結器が動くのでこれもまた危ないです。車両と車両を行き来する分には問題ないですが、いくら車内が混んでいるからといってそこにずっといるのは避けまし ょう。混雑している列車でもまれにそこを通る方もいるので。
※連結部とはこれのこと↓
・つり革は 1 人 1 つ
たまに見かけるのは 1 人で 2 つのつり革を握っている人。安定感があるのは確かでしょうが、やめましょう。安定感を求めるのであれば、両手で 1 つのつり革につかまるのでも十分です。特に混んでいるときはつり革は奪い合いになりがちです(笑)
・座席にはコンパクトに座る
座っている人も自分のスペースを必要以上に広げないようにしましょう。隣の人とぴったりくっついて座るのはちょっと… と思う人がいるかもしれません。でも隣に座る人との間隔を開けた結果、必然的に反対側の席のスペースが狭くなります。座りたい人は自分だけではないので、多くの人が座れるように詰めてあげてください。脚を左右に広げていたり、前に投げ出すようにしたりして座るのもやめましょう。
・荷物もコンパクトに!
リュックで通学している人、多いと思います。車内ではリュックは背負わないでください。あなたが気付かないうちに後ろの人に迷惑をかけています。前にかけ直したり、網棚を使ったりして他の人にスペースを分けましょう。 自分もやりがちなんですが、床に荷物は置かない方がいいです。大きくて幅をとるものだとそれだけで邪魔になりますし、前に座っている人が自分よりも先に降りる場合は荷物を一旦どかす必要があります。座っている人も膝の上に置きましょう。席が空いているからなんていって隣に置くことは避けてください。
・混雑しているときは無理やり何かしない
通学しながら本を読んだり、スマホをいじったり、音楽を聴いたり… などなど。電車の中でも何かしたい人はいると思います。ですが人がぎゅうぎゅう詰めなのに無理にそれらをやろうとするのは避けましょう。カバンの中からものをわざわざ取り出すのは邪魔になります。手がふさがっているために、電車が揺れたときに周りの人にぶつかってしまう場合もあります。
・音楽を聴くときは音量注意
音楽を聴きながら通学しているという方は、改めて自分の出している音が外に漏れていないか確認してみてください。人が指摘してくれることはまずないので、自分でチェックしてみましょう。やり方は簡単。希望の音量を設定したらヘッドホンやイヤホンを耳から外し、音の出ている部分を手や指で押さえてみます。その状態で音漏れしていなければ問題なし。車内はうるさいからちょっと音量を上げておこう、と思うかもしれませんが周囲の人にとっては漏れている音は聴きたくない音です。ゲーム機の音も同様に気を付けてくださいね。
・通話はしない
車内で通話をすることは避けましょう。一旦電話に出て、後でかけ直す等の伝達は許容だと思いますが、周囲のことを気にせずに長々としゃべっているのは良くないです。また車内では電話の声が聴きとりにくく、自分も大きな声で話そうとする傾向があります。話している相手にも他の乗客にも迷惑がかかるので、潔く駅に降りてから話すようにしましょう。電話の着信音にも注意です。 車内に自分のスマホの着信音がけたたましく鳴り響くのを防ぐためにもマナーモードに設定しておきましょう。
・操作音は鳴らさない設定に
電子機器から出るちょっとした音にも注意が必要です。操作音の設定をして、 音が出ないようにしましょう。どうしても音が必要なのであれば、前述したように音漏れの確認をして使うようにしましょう。
・人との会話もトーンダウン
声のボリュームにも気を付けてください。(というか車内は静かにしているのが基本のマナーなんで、音が出るものは全般的に気を付けておかないと迷惑な学生がいるなんて思われかねないです… 公共機関を使う者の運命みたいなもんなんでまぁ頑張りましょう(-_-;)) 友だちと話し込んじゃってついつい 声が大きくなっちゃう...なんて人、要注意です。話している数人の中で収まる声量を意識しておきましょう。
・多人数でかたまらない
部活仲間んで時間をそろえて通学する人もいるかと思います。とても混む通勤時間帯には、大人数でかたまって話している集団は冷ややかな視線を浴びることになります。人数が多いデメリットは、混雑した車内で周囲の人の流れに対応できないだとか、会話がうるさくなりがちという点が挙げられます。 降車したい人たちの動きを妨げたり、静かな環境を望む人をイライラさせたりしかねないです。悪気がなかったとしても周りを見て臨機応変に動けないのであれば、車内にかたまっていない方がいいでしょう。
・車内の飲食は避けよう
新幹線のようなところでは車内で食事を提供しているところもありますが、在来線(通勤列車)や地下鉄となると飲んだり食べたりするのはメジャーではありません。 においがきついものや万が一こぼしてしまったときに周囲に迷惑をかけかね ないものはやめておきましょう。駅のホームで済ませておくのがベターだと思われます。
・歩くペースを急に変えない
電車から降りた後はホームを通じて乗り換えをしたり、改札に向かったりします。そこでたまに見かけるのが突然立ち止まっちゃう人。前に人が詰まっていたり、障害物を避けたりするために立ち止まるのは悪いことではありません。 ですが動作が急だと後ろにいた人がとっさに動けない可能性があります。歩きスマホをしている人にありがちですかね。そういう人はとりあえずスマホから顔を上げて、周囲の状況を直視して動ける人になりましょう。そうそう、電車から降りてすぐに止まる人も気を付けてくださいね。自分の後ろにも降りようとしている人や改札に向かって歩いている人の妨げになりかねません。
2.非常事態に備えて覚えておきたい
電車をはじめ交通手段は完全ではありません。いつ何時事故が起きたり、機械の故障で止まってしまったりするかは分からないのです。では、もしあなたの利用する鉄道に何かが起きたらどうすればいいのでしょうか?
[遅延]
日常的に起きるのがこの遅延です。もしあなたの利用する路線で遅延が起きてしまった場合、遅延証明書が発行されます。だいたい10分の遅延から遅延証明書が発行されます。大抵駅の改札口で配られているので、遅延にあったときはそこで受け取りましょう。改札口だけでなく、駅の窓口やホームで配られることもあるようです。受け取った遅延証明書は先生に渡してください。ちなみに遅延が起きる原因はいろいろありますが、その大半は人による原因です。 10 分程度の小規模な遅れは乗客の乗り降りに時間がかかりすぎてしまったことで、30 分以上の大規模な遅れは人身事故や線路立ち入りによるものなんだ とか。小規模な方は起きやすい原因ですよね。駆け込み乗車などでドアの開閉を繰り返すことなどでも積もり積もって遅延の発生につながっているようです。
[振替輸送]
一部の路線が不通になってしまった場合は、振替輸送の出番です。電車の運転に支障があった場合には、乗車券の区間内を走っている他の鉄道会社が乗客の輸送を行います。元の路線の代わりなので、振替輸送で新たに利用した区間の運賃は払わなくていいのです。振替輸送で適応される乗車券は定期券だけでなく、きっぷや回数券でも可能です。ただ普通のICカードは対象外になります。振替輸送の対象となるのは区間や金額が表示されている乗車券だけなのでご注意ください。ちなみにサイトやアプリで現在の運行状況などを確認できるものがあるので、 いくつかリンクを貼っておきますね。
・YAHOO JAPAN https://transit.yahoo.co.jp/traininfo/area/4/
・NHK NEWS WEB https://www3.nhk.or.jp/news/traffic/kanto/
・goo 路線 https://transit.goo.ne.jp/unkou/train/kantou/list.html
・ジョルダンライブ! https://mb.jorudan.co.jp/os/live.cgi?aid=%e9%96%a2%e6%9d%b1
・JR 東日本アプリ https://www.jreast-app.jp/
3. 知っておくとしくじらない
ここでは電車の時刻表から、学校に間に合うギリギリの時間はいつなのかを 提示してみたいと思います。いつもより遅く家を出たから間に合うか心配という人も、もう大丈夫! これからここに出した時間を参考にしてみてください。 ※あくまでも参考程度に…
考察材料は時刻表(各駅の発車時刻)のみなので、遅延などの非常事態は加味されていません。 あと、とりあえずやってきた電車の方向さえ合っていれば大丈夫だろう、とか思っていると降りるはずの最寄駅に電車が止まらないことがあります。絶対に学校の最寄駅に停車するのはJRなら黄色いラインの入った列車です。東船橋は各駅停車しか止まらない駅なので、青色とベージュのラインが入った快速には乗ってはいけません。各停と快速はそもそもホームが違うので、それでも見分けられます。例えばJR船橋で乗りかえる方は1,2番線のホームに行ってください。またJR津田沼は 5,6 番線のホームから西船橋に向かいましょう。 それぞれの車両はこんな感じ↓
※普通車両 :https://wachilog.com/2019/10/14/life_soubusenkakuteikonzatu/
快速車両 :https://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:E217_Taura-Yokosuka.jpg
※津田沼:https://www.jreast.co.jp/estation/stations/1009.html
船橋 :https://www.jreast.co.jp/estation/stations/1382.html
京成は行き先表示のカラーが黒(普通)かピンク(快速)の列車です。赤・緑・青は 通過します。京成ユーザーの皆さん!! この下の表示の列車に乗れば船橋競馬場に着きますよ。
それとごくわずかにいるかもしれないから書いておきましょうか。磁気定期で通学してるよ~っていう人 (^^)/ まぁ色々大変だけど頑張ろうね。磁気だから磁石に近づけちゃだめだよ、すぐ使えなくなるから… 身近なものでいうと、 スマホや電子辞書のスピーカーとか、同じ意味でイヤホンもだめ。磁気不良を起こしたら、定期券を購入したところに行って再発行してもらいましょう。(でも時間がたつと回復する場合もある)
ハイ終了。ここまで読んでくれた人本当にありがとうございます。長文で上から目線でしたよね… すみませんでした (-_-;)
以下、参考文献
[電車のマナー全般]
https://business-textbooks.com/trainnuisance50/ https://logclip.com/c2601002674/
http://soubutsukin.seesaa.net/category/23353025-1.html
https://emetore.com/train-manners/
[整列乗車]
https://www.weblio.jp/content/整列乗車
https://goodmanners.tokyo/museum/november-18-2016-2/
https://toyokeizai.net/articles/-/91367
http://lablabclub.net/Ntetsu/seiretsu.htm
http://www.okada-blog.com/mitakast-soubu/
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13146361263
https://www.youtube.com/watch?v=U4TrTTmJ8pE
http://soubutsukin.seesaa.net/category/23353025-1.html
[遅延関係]
https://www.fnn.jp/posts/00431481HDK
https://www.homes.co.jp/cont/press/report/report_00206/
https://www.mlit.go.jp/common/001269352.pdf#search=%27%E9%9B%BB%E8 %BB%8A+%E9%81%85%E5%BB%B6+%E5%8E%9F%E5%9B%A0%27 https://ietty.me/magazine/chien/
https://magazine.aruhi-corp.co.jp/0000-2648/
http://www.mlit.go.jp/tetudo/content/001319821.pdf
[時刻表]
https://www.jorudan.co.jp/bus/rosen/
(うわ… 元の知識が全くないのがバレバレや…… でも鐵研はそんな人でも大丈夫!! 詳細は下で。)
最後に一つ語らせてください。 鐵道研究部は鉄オタでなくても大丈夫!!! 現に私がそうでした。今はこういう風に冊子を書いているから少しは染まっているかもだけど(笑)。鉄道の知識が なくたって旅は楽しめるし、模型の操作だって出来ます。個性的な方も多めなので、(船高という時点で個性派ぞろいですけど)駅長室にいるだけでも楽しいですよ~ (^^)♪ 南館、駅長室というだけで近寄りがたい雰囲気があるかもしれませんが、入ってみれば、案外楽しめる場所です。鐵研の敷居は皆さんが思っている以上に低いので、ぜひ入部してください! みなさんと一緒に旅ができるのを楽しみにしています。(模型とかも楽しいよ)
それでは新たなる学校生活へ出発進行!!
いかがでしたか?(ここから中の人)
私も電車通学です。毎日混んでいる中大変ですよね...私からも少しだけ、追加して書きたいと思います。
・東西線ユーザーは「総武線直通」の「各駅停車」を狙え!
まあ、空いてたら快速でもいいんですけどね(笑)東葉高速直通にはのらないようにしましょう。行き先が「津田沼行き」の列車です。この列車であれば東船橋まで一本でいけますよ。平日しかありませんが(土曜授業のときにこの列車のありがたみが分かる)...
・西船橋、船橋ユーザーは「東西線からくる津田沼行き」を狙え!!
簡単に言うと上でも書いた電車に乗れということです(笑)
西船橋の人はホームが違うので勧めにくいんですけどね...
船橋の人は2番線。平日は各駅停車千葉行きと同じホームにくる「津田沼行き」なら千葉行きよりとにかく空いてます笑
・始発駅をうまく使え!
始発駅ユーザーは始発乗ると思うんですけど、乗り換えてでも始発のほうがいい、という駅があります。JRなら千葉駅、津田沼駅、京成はなかなか難しいのですが、うすい駅ですかね。ここで乗り換えると、かなり楽になるケースが多いです。時刻表(WEBでも可)でご確認ください。
最後に。空いてる列車に乗るのは自分のためだけでなく、周りに迷惑をかけないようにするためでもあります。毎日のことですから、自分のお気に入りの行き方を見つけてみてくださいね。
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